5月17日長野県の白樺湖付近に行ってきました。
カラマツは芽吹き終わり鮮やかな緑に、ドングリの木たちは
今まさに芽吹き始めたところで、赤みを帯びたあわい黄緑にと、まさに山が笑っ
ていました。
ちょうどミズナラが〝花″というのもおこがましいですがヒモのような雄花の穂を
たらしはじめていました。
このくらいですと、写真ではよくわかりませんが雌花ももう開いているでしょう。
すぐ近くにはカシワの木もあり、こちらはまだようやく芽鱗をゆるませ葉がひら
きはじめたばかりで、まだまだ花が現れてくるまでは2週間ほどもかかると思わ
れます。
この時間差が重要だということです。
つまり、種間雑種ができるのをふせいでいる、というわけです。
でも例えばある年、すごく寒い春が続き、急に暖かい日がくると、この差がなく
なり、一緒に花が開いてしまいます。
すると、交雑がおきてしまいます。
ドングリの絵を描きはじめたばかりのころ、ミズナラだと思って描いたものが
実はカシワとの交雑種だということに気づいたのは何年もたってからのこと
です。
どちらが父で、どちらが母なのか専門家でない私にはわかりません。
でも、葉がミズナラなのに殻斗がケバだっています。
ほかにも葉は完璧にカシワなのに、殻斗がミズナラ風のもの。
探すとずいぶんたくさんあります。
かれらはいつ花をつけるんでしょうか?
ちょうど雄花の穂をだしはじめたところでした。
カシワよりはやく、ミズナラよりちょっと遅いでしょうか。
でも、それぞれ個体差もありますから、はっきりといいきれないかもしれませんが。