2009年となりました。あけましておめでとうございます。
世界経済も情勢も不安・不穏な幕開けとなりましたが、どんぐりは転がり、(どんぐりおば
さんは寝転がるだけですが) 芽吹くことができます。
希望を持って、新しい芽吹きを探して今年もどんぐりを探して歩きたいと思います。
本年もよろしくお願いします。
さて、キナバル。
帰国後しばらくして、探していたマテバシイ属最大のドングリ、L.タルビナタスについて、
キナバルの植物専門家のAさんから連絡をいただいた。
12月頃、キナバル山の3000mあたりで、熟したタルビナタスのドングリを目の高さで
見ることができそうだよ。見に来る?
思わず、行きます!と言ってしまってから、しまった、あの山に登らなくちゃならないのか
...!
本来登山はきらいではないのですが、絵を描かなくてはならないので、なかなか楽しむ
などというところまで余裕はありません。
スケジュールはさらに上3350mあたりのラバン・ラタ小屋まで登り一泊後、下りながら
ドングリを探す、というものでした。
キナバル山の登山道はとても良く整備されているし、季節外れとはいえランやシャクナゲ
、珍しい虫たちを見ることができます。

小さなラン、エンガスティフォリア シャクナゲ、L.ローウィ

?ゾウムシ? サンヨウベニボタルの幼虫達
大汗をかきながらやっとラバン・ラタまで登りましたが、その後きちんと始末をするのが
少し遅かったため、肺炎かと思われるほどの風邪をひき、体調、大崩れとなりました。
大反省をしましたが、後の祭り、その後は熱、セキ、のどの痛みなどと闘いながらの
どんぐり探しとなりました。

ラバンラタ小屋からのキナバル山