ちょっと歩くけど、いい景色を見に行こうと言われ行くことにしました。
彼らは足が長いのか、歩くのがとても速い。私の短い足を風車のようにぶんぶん回して
走るように歩いても追いつかない。先に行った彼らは待っていてくれるのだが、追いつくと
すぐに歩き出すので、私は休むひまをもらえない。
目的地は確かに目がくらむほどすごい景色でした。

と、下を覗くと...

Hauy岬です。
往復3時間、途中の森や植物も面白かったですが、なにしろ足がへろへろ。
こんなに疲れたのは、ウン十年前の高校の部活以来。
人の手垢がつかないよう慎重に配慮されているとはいえ、オーストラリアの自然は
本当に豊か。
袋を持つ動物達やカモノハシもですが、植物の造形も想像の範囲を超えた形を
しています。

バンクシア タワシのような花と妖怪みたいな実

左は通称ギタープラント Lomatia tinctoria
右は通称マウンテン ロケット
Bellendena montana
赤いしゃもじの集団がついています。
これは実。
両方ともタスマニアの固有種です。
そうそう、ついでにロイヤル タスマニアン ボタニカル ガーデンという植物園で見たチリ
のナンキョクブナもいくつか載せておきます。

左N.betuloides 右N.glauca

左N.nitida 右N.obliqua
ところで、ここの植物園のマークはこういうものです。

中のイラストになっているものが今回の私の目的のナンキョクブナ。通称タングルフットです。