約1時間ほど歩くと、こんなものが
Trigonobalanus verticillata
実の付いた枝も落ちていましたが、もうボルネオのものを描いたし、
これはあまりきれいではないので、いいかと捨てました。
あたりにはこのくらいの大きさのの木が数本あるようでした。
あとは・・・
Q. langbianensis
これは以前Q. camusaeという名がつけられていたものだとか。
わたしの尊敬するA. Camusにちなんでつけられたものなので、次回
きれいなものが手に入れられたら描きたい種です。
今はまだどんぐりが成熟する季節ではなく、なかなかいいモノに
めぐり会えません。
このトレッキングルートは終わりにして、少し離れた雲霧林へ。
ランチを食べていると雨が降り出し、ここもなんとなく手早く
見て回ることになってしまいました。
でもここには見たことも聞いたこともないQuercusがあり、小さな
どんぐりをつけていたので、いただくことにしました。
葉の裏やどんぐりのカップ、新しい枝も金色の毛に覆われていて
とてもきれいです。
ガイド君とダラト大学制作の植物の手引きによると、Q. auricomaと
していますが、どうやらそれはまちがいで、Q. poilaneiというモノの
ようです。
雨がだいぶ降ってきたので、ここはもうひきあげようということに
なりました。
でも収穫が少なかったので、ガイド君がもう一箇所心当たりがあると
いう場所を案内してくれました。
一旦ダラトの町を通り過ぎ、もう少し南へ行ったあたりです。
あったものは
とても平べったいどんぐりがなるよ、名前はQ. helferiana,と教えてくれました。
帰国後、いつもいろいろ教えくださる原博士におうかがいしたところ
Q. kerriiとした方がいいでしょう、とのことでした。
2種はとても似ているのですが、Q. helferianaはどんぐりのカップに金色の毛
があるということです。
今回はいつかきちんとどんぐりの季節に行くための偵察ととらえています。
(ちょっと負け惜しみも・・・)
帰国後2種を描きました。
Q. kerrii
Q. poilanei
いつかまた行って成熟したどんぐりを拾い、この絵に描き足せたら
と思っています。