もう3年ほど前になりますが、知人がかわったどんぐりを見せてくれました。
イランから送られてきたものだということでした。
それを描いたものがこれです。

調べたところQ. brantiiというもので、中東に分布していてペルシャン・オーク
と呼ばれているものだと知りました。
イランとイラクの国境にザグロスという名の山地があり、その山地のどこなのか
詳しくは知りませんが、どんぐりを食べられるよう加工していた、有史以前の
遺跡があるそうです。それはとても大きくて、一大産地というか工場であった
といえるほどの規模だったといわれています。
食べられていたのはたぶん主にこの種だったろうと私は勝手に考えていました
のでどんな木でどんな葉をつけるのだろう、ぜひ見て見たいと思っていました。
でも、イランてなんとなく危険そうだし、知り合いもいないし・・・
そんなことでずるずると日が過ぎていた一昨年、同じ種はトルコにもあると
教えてくれる人が現れました。
場所はトルコ南西部、マルディン。
地図で調べると、ザグロス山地の北はトルコからですし、チグリス・ユーフラ
テス河の源流にあたる地域です。ーーーなるほど。
私が中学生だった頃から憧れていたネムルト山の遺跡の近くでもあります。
行かなくちゃ!
トルコならそれほど危険でもなかろうと、昨年10月半ば出かけました。
イスタンブールからディアルバクルへ。
ところが実はディアルバクルは日本外務省によって危険レベル3の渡航中止
の勧告が出されています。
・・・てことは、イランより危険なの?

ディアルバクル空港
二日ほど観光する予定です。

1500年前の旅館を復元改装した旧市街のレストラン
ここでの朝ごはんメニュー

食べきれるわけなかろうが!という量・・・ このほかにパンとたくさんの
オリーブと何かのパテも。