翌日はコンスタンティーヌから北西約70㎞のドジミュラへ。
アルジェリアの北部はモロッコ南部からチュニジアまで横たわる
アトラス山脈の中に位置していますので、アフリカとはいえサハラ砂漠
のような気候ではありません。
農作物も豊富なら、立派な森もあります。
ーーーなんて今回知ったのですが・・・
いよいよアフリカのどんぐりの森です。
この山は標高が1220mあるそうですが、800mを越えるとカナリエンシス
が優先する森となります。
Q. canariensis 樹形
canariensisの葉
やがて1200m近くなるとほとんどがQ. afaresとなります。
Q. afares 樹形
残念ながら、この時季はどんぐりではなく、花でした。
しかたなく昨年落ちたどんぐりで様子のいいものがないか探しながら歩きました。
しかたなく、なんて言っては申し訳ないほどすがすがしく気持ちのいい美しい森
でした。
保護林となっています。
標高800mより低くなると、コルクの森となるそうです。
そういえばアルジェリアはコルクの生産高、世界第3位でしたっけ。
コルクの林
描いた絵はーーー
Q. afares ベビーどんぐり付き
Q. afares 葉の表と裏、どんぐり
アファレスのどんぐりは拾った古いものの中の状態の比較的いいものを
描いておきました。
ガイドをしてくださった人はこの森で鳥の研究をされている人なので、この
森には度々来るというので、どんぐりを拾っておいて、とお願いをしてきました。
彼からどうやって受け取るか、考えなくてはなりませんが・・・
6月はアルジェリアの行く先々でピンクのキョウチクトウが咲いていました。
日本で見るものより背が低く、八重咲きのもありきれいでした。
キョウチクトウとコルクの森
どんぐりがなければ絶対行かなかった国だと思います。
でも行ってよかった。
どんぐりに感謝です。