再びボゴタの植物園。

コロンビアに来た目的の植物です。
その1
Colombobalanus exelsa
ブナがどんぐり達へ変化していったその手前で分化した形が残っている
と言われているモノです。

樹形

そう大きな木ではありませんが、立派にたくさんの実をつけています。
葉は中国やボルネオのトリゴ達よりずっと大きく、厚みもあります。
実も大きくて、日本のブナくらいです。
もしかして日本に帰って植えたら芽が出るかもと下に落ちていた大きめで太って
いる実を割って見ましたが、どれもカラッポのしいなでした。

樹皮
その2
Quercus humboldtii
今のところ南米にあるたった1種のどんぐりと言われています。

これはかなり大きな木で、チカケN.P.の200年の巨木と同じくらいの
樹齢だと思われます。
この植物園には何本もこの種は植えられていて、花が咲いているもの、もう花は
終わって小さなどんぐりが付いているものなどいろいろな段階のものがありま
した。といっても、大方は花の時期でした。

花

子どんぐり
葉の裏や新しい枝などふかふかの毛に覆われていて、すうっとなでると
まるで部屋の隅にたまったほこりのようなものがまとまります。
ボゴタは赤道に近いのに標高が高いため、あまり高温にはならないようです。
毎日天気は曇り、時々晴れ、時々雨です。またはっきりした四季もないので、
植物たちもなんだか自分勝手に適当な時期に実をつけているように思えます。
公園内のカフェでコーヒーを飲んでちょっと休憩。
さて、絵の方は。

Colombobalanus exelsa

Q. humboldtii
どんぐりは昨年知人に送っていただいたものを描いておきました。