カテゴリ
以前の記事
2020年 11月 2020年 05月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 05月 2019年 03月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 05月 2017年 04月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 04月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 05月 2013年 03月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
今年の秋はフランス南西部のトゥールーズの付近へ出かけました。 一番のねらいはナラ属のポンティカという種です。 ポンティカはもともとはトルコのポンティアック山脈の南側で見つけ られその名前が付けられたたものですが、現在の分布は主にジョージア (グルジア)あたりらしいです。 昨年トルコ南部のディアルバクルやマルディンに出かけた時、そのまま 北上すればポンティアック山脈だったのですが、トルコのどんぐりに 詳しい方たちに訊いたのですが、誰も、種も存在も知りませんでした。 しかたなくその種を持っているという知人の私的な植物園を訪ねることに したものです。 まずは9月末フランス・トゥールーズへ ので、観光も少々・・・ 翌日はピレネー山脈の北の端、スペイン国境の標高約900mほどの山 ラ・リューヌへ、かわいいと評判の山岳鉄道に乗って行きました。 もちろん、どんなどんぐりの木たちに会えるのかというのも楽しみですし・・・ 木々はペトラエアやパブセンス、ロブルのどんぐりの仲間やブナ、トウヒなど。 頂上はスペイン領。 西の大西洋側のガスコーニュ湾や、南にはピレネーの山々が見えました。 奇跡の泉で名高いルルド! これは寄らなくてはなりません。そして水をいただかなくては! 奇跡の泉の洞窟の上にはとても大きな教会が建てられています。 しかし今でも水はこんこんと湧き出しています。 一般人は同じ水源から引かれている、たくさんの蛇口から出る水を無料で汲む ことができます。
#
by bellota
| 2019-10-25 13:30
再びボゴタの植物園。 ![]() その1 Colombobalanus exelsa ブナがどんぐり達へ変化していったその手前で分化した形が残っている と言われているモノです。 葉は中国やボルネオのトリゴ達よりずっと大きく、厚みもあります。 実も大きくて、日本のブナくらいです。 もしかして日本に帰って植えたら芽が出るかもと下に落ちていた大きめで太って いる実を割って見ましたが、どれもカラッポのしいなでした。 Quercus humboldtii 今のところ南米にあるたった1種のどんぐりと言われています。 樹齢だと思われます。 この植物園には何本もこの種は植えられていて、花が咲いているもの、もう花は 終わって小さなどんぐりが付いているものなどいろいろな段階のものがありま した。といっても、大方は花の時期でした。 葉の裏や新しい枝などふかふかの毛に覆われていて、すうっとなでると まるで部屋の隅にたまったほこりのようなものがまとまります。 ボゴタは赤道に近いのに標高が高いため、あまり高温にはならないようです。 毎日天気は曇り、時々晴れ、時々雨です。またはっきりした四季もないので、 植物たちもなんだか自分勝手に適当な時期に実をつけているように思えます。 公園内のカフェでコーヒーを飲んでちょっと休憩。 さて、絵の方は。 どんぐりは昨年知人に送っていただいたものを描いておきました。
#
by bellota
| 2019-08-16 20:21
片道ほぼ1日かけてコロンビアまで来て、植物園だけでは あまりにさびしいので、2日間は観光をすることにしました。 その1日はボゴタから西南約33㎞にあるチカケ国立公園 (Chicaque N. P. )へ。 ここには植えられたものではない自然のQ. humboldtiiが あると言うのです。 どうやら山らしいので、標高2600mのボゴタより高く3000m 以上あるのかと思っていたら、ホテルから離れて行き、山に近く なるほど標高は下がっていき、結局1800m前後のようでした。 ーーーまるで化かされているみたい。 軽く裏切られ、なにやらケースに入った立体模型があり、それで説明を してくれるだけ。 トレイルはよく整備されていますが、ところどころ分からない枝道が出て きて、それについての説明板がありません。 おかげで、すっかり道に迷い、どういうわけか出て来た場所が でした。 このあたりには他の樹種に混ざって、ぽつぽつフンボルディがありました。 ーーーまあ、結果オーライで・・・ その他には 中には塩を採掘しながら作られた塩の教会があります。 というか、十字架だらけ。 危険でつらい作業だったのですね。 さすがエルドラド・・・ ーーーなどを見物しました。
#
by bellota
| 2019-08-10 16:46
7月11日コロンビアへ。 まず成田から中継地のアメリカ・ヒューストンまで12時間。 ヒューストンからボゴタまで5時間。飛行機に乗っていたのは合計17時間。 翌朝は寝不足のせいだけでなく、なんとなく頭が重いです。 ーーーボゴタは標高約2600mあります。軽い高山病のようでした。 標高が高いので赤道に近いのに比較的涼しいようです。 まずは目的物確認のため、歩いて植物園へ。 植物園はボゴタの街を北西ー南東に走っているエルドラド通りを少し入った所に あります。 エルドラド通りは真ん中をトラムの上下が走り、その両側に直進用車線が それぞれ4車線ずつ(内2車線はバス用)、路側帯をはさんで進路変更のための 車道2車線、また路側帯をはさんで、建物へのアクセス、及び右折車のための 道路があるため計14車線あります。 それでも道路の混雑は激しく、ナンバープレート偶数、奇数による交通規制 が行われています。 なのに朝夕の道路はまったくののろのろ進行となります。 とんでもない道路です! そのため道を渡る歩道橋はやたら長く、おまけに高さもあります。 道路を渡るだけで高山病の体の心臓がどきどきして苦しかったです。 まずは広い植物園のどこに目的の木があって、どんな姿なのか確認しました。 そこで帰り道、路側帯や道路の並木道などあちこちに南米唯一のナラ属と 言われているQ. humboldtiiが植えられているのに気がつきました。 9月になったら街中おっきなどんぐりだらけになるんだろうなあ、 と思ったら楽しくてため息が出ました。 7月はまだほとんどの木が花か子どんぐり状態でした。
#
by bellota
| 2019-08-04 20:31
突然ですがブナ科の中に、カクミガシという属があります。 10年位前にはカクミガシ属の中に3種あり、中国南部、ボルネオ、 コロンビアに遺存的に隔離分布している、ということになっていました。 どの場所のモノでもシロウトが突然行って見られるということはなさそうで、 またその実も成るのが何年に一度とか、気まぐれとか言われており、実を 見ることも難しそうでした。 2004年ボルネオで挑戦しましたが、案の定うまくいきませんでした。 2007年に偶然チャンスがあり中国の昆明にあるトリゴノバラヌス・ ドイチャンジェンシスというカクミガシを見ることができ、それを描くこと ができました。 雲南のトリゴノバラヌス 3種のうち1種を描けたのだから、もういいなと満足していました。 その後この中国のトリゴノバラヌスはさらに舌を噛みそうなフォルマノデン ドロン・ドイチャンジェンシスという名前の1属1種になり、残りの2種の トリゴノバラヌスも新たな別の2属とされてしまいました。 ・・・属が違ってしまっては描かなくちゃならないじゃありませんか。 2014年に日本の植物の先生方がボルネオで熱帯の樹木の植生を研究なさる のに図々しくもくっついて行きクチンの近くでトリゴノバラヌス・ベルティシ ラータを見せていただくことができ、描くことができました。 ボルネオのカクミガシ
残りの1つはコロンビアにあります。 ーーーよし!行ってきます! と言ったら知人達すべてに反対されました。 理由は危険だからです。 山賊に殺されるよ。殺されなくても、強盗にあうよ、あったら抵抗しては いけないんだよ、など忠告も、いろいろ・・・ 一方I.O.S.のウルグアイに住む知人が、コロンビアの首都ボゴタの植物園に トリゴが植えられていることを教えてくれ、さらに植物園に実のなる 時期を問い合わせてくれました。 ーーーまあ、植物園ではこれについてはよく知らず、あまり実はなっていない ような答えをくれましたが。 しかしこの知人は何度かこの植物園を訪れ、9月にはもう実は落ちていた、 だとか、4月には花があった、などと報告してくれます。 さらに南米にあるたった1種のナラ属Q. humboldtiiだってたくさんあるよ、 と教えてくれます。 植物園はボゴタの国際空港からすぐ近くです。 行かない、という選択肢はないでしょう。 #
by bellota
| 2019-08-02 15:15
|
ファン申請 |
||